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ワンポイント講座『クラシックギター 編曲 導入編』

本日はクラシックギターの得意とするギターソロ編曲についての講座です。

ギターソロと言っても、ポピュラー楽曲の間奏部分のギターが目立つ部分ではなく、ギター独奏を指すソロについての講座です。

今回は「ちょうちょ/作者不詳・ヨーロッパ唱歌」を題材にします。

上の楽譜がハ長調(Cメジャーで書いた単純なメロディに)CとG7の和音を書き入れたものです。

今回は、メロディと和音の話は割愛して、簡単な編曲の流れと発想について記載していきます。

まず、メロディを弾きながら和音が同時にならせるか確認をしてみます。尚、今回は導入編ですし、セーハ(バレー)を伴う形は一切使いません。全てローポジションコードで考えてまいります。

1~3弦を右手はami各指を使ってソドソと弾きながら、p指が5弦のドを弾いてみます。2小節目も1拍目でG7を弾きながら、同様にメロディが演奏出来ます。

3、4小節目もチャレンジしてみましょう。同じくCメジャー、1~3弦を鳴らしつつ、左の1指4指でドレミファソソソを辿れば大丈夫です。

5~8小節は1~4と同じ要領で演奏可能です。

さて、9小節目以降は・・・ずっと曲調が変わらないと面白味が無いので、少し伴奏の形を変えてみます。

9、10小節目はメロディのレを2弦3フレットのレで弾きつつ、低音は6弦3フレットのソを左手は3指で押さえ、3弦と4弦のソとレをメロディの音とタイミングを合わせて鳴らしてみると、リズム感が出てきました。

11、12小節はCメジャーで同様に出来ますが、12小節目は左手の技術に余裕があれば1拍目C2拍目G73,4拍はCとコードチェンジしてみると少し面白味が増します。

13~16は、最初と同じ感じで演奏するか、9小節目以降のリズムでやるのか・・・あるいは違ったパターンを試してみるのか・・・。下記の楽譜は最初の感じに戻る形で作りましたが、それぞれ色んなパターンを考えてみるともっと面白い編曲が出来るでしょう。

すこしざっくりとした編曲の流れの解説になってしまいましたが、皆さんがギターソロ編曲にチャレンジを始める際のきっかけにでもなれば幸いです。

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